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自然を愛でる日記#9・モズを見ていたつもりが、逆に見られていた。ニーチェの言葉を借りて自分の心に目を向ける

晃々日和
この記事は約3分で読めます。

日光在住・ドライブ好きのふくらひよこです。
ブログの中に日記のように書ける場所が欲しかったので、写真や絵、文を通して感じたことなど綴っていきます。
こちらはSNSやブログの事、「詳細は言えないけど」の
とある・・・場所や話、時にはおすすめの物など、不定期で短めに書いたりする雑記ブログです。
同じ日記のようなプチ日光もよろしくお願いします。
タイトルは「ブログの内容」+「#通し番号」+タイトルです。


ある日キャプチャしたモズ


モズといえば、有名なのははやにえ
百舌鳥のはやにえは見る人も小さい動物にとっても衝撃的なのではないでしょうか。

今回のモズははやにえを作ってはいませんでしたが、とても距離があったのに、こちらに気づいていたみたいです。

よく見ると小鳥のようですが、ハヤブサのような見た目で、小さい猛禽です。

遠目で見たときにスズメやシジュウカラといったよくいる小鳥とは違い、頭が大きく背筋がいい。なので、違和感がとてもあり、見つけやすいです。

ん?見られてる?なんだあいつ?



深淵をのぞくとき深淵もまたこちらをのぞいているのだ

ドイツ人哲学者のフリードリヒ・ニーチェの著書「善と悪の彼岸」に出てくる一節。

善と悪で判断する、100か0かのジャッジは最近とても増えたように感じます。

モズのはやにえでいえば、人間にとって目をつぶりたくなるようなことでも、モズにとっては生きる中の習性です。
果たしてこれは悪いことでしょうか?
大体の人が悪くはない、だって違うのだからと思われるはずです。
これって0でも100でも無い答えですよね。
自分にとっての悪は、誰かにとっての悪か。逆に自分にとっての善は、相手にとっての善か。
違うと認識することは、人と向き合うときにも大事なことです。

ニーチェは善悪の彼岸の中でこういっています。

怪物と闘う者は、闘いながら自分が怪物になってしまわないようにするがよい。
長いあいだ深淵を覗きこんでいると、深淵もまた君を覗きこむものだ。

(PR)引用図書:光文社古典新訳文庫善悪の彼岸より

生きるって辛いことや大変なことです。
立ち向かって生きていて、みんな違う形で人生に苦労しています。
自分の欲求に振り回されるところが、生きていれば必ずあるからでしょうか。

他に刺さりそうな言葉を選ぶなら、映画阪急電車の役で仲里依紗さんがこんなことを言っていました。
「嫌だと思ううちに離れた方がいい、そのままいたらわからなくなってしまう」

自分は相手と意見や方向は違うけれど、お互いがんばって生きてるならそれでいい。
もしどちらかにネガティブな影響があるなら、そっと距離を置けばいい。
それこそ、モズが違う生き物で、善悪を説けないのと同じように。
自然に目を向けることで、気づきがあり、自分の小ささや傲慢さを知り、強く生きれるようになる。前を向けるようになる。

その点で日光は、とても環境が良い場所に思えてなりません。
自然が深いのに観光地なので、人の力が及ばない場所に道が通っています。
ちょっとそこまでで、気持ちのいい景色や自然に触れながら、心を成長させることができます。
何に気付くか何に気づかないかは、自分次第です。

それでは、宗教っぽくなってしまいましたが、また次回。

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・引用書籍書影
項目ごとに2~3行程度に言葉が凝縮されています。
背景にキリスト教の古典的な道徳心へ切り込む姿勢があるため、歯切れがよく小気味いい言葉が並んでいます。男女のあり方や善悪に悩む現代人に刺さる言葉が数多くあります。

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